「味の素」のパロディ猫看板
青梅の昭和幻燈館に展示されている有田ひろみさんのレトロなパロディ猫看板「味の素」ならぬ「鯵(アジ)の素」です。昭和の看板をパロディ化し、猫の大好きなお魚ベースの「鯵(アジ)の素」になっています。昭和幻灯館は、墨絵作家の有田ひろみさんとぬいぐるみ作家の有田ちゃぼさんの猫アートユニットによる常設ブースにもなっていて、他にも有田ひろみさんのレトロなパロディ商品看板がたくさん展示されています。
「味の素」の歴史

この看板のもととなった「味の素」は、日本を代表する調味料です。1908年に当時の東京帝国大学の池田菊苗博士が、昆布だしの中に含まれる「うま味」成分(グルタミン酸)を発見したのをきっかけに、その翌年の1909年に食品に応用しようと、化学的に抽出したうま味成分(グルタミン酸ナトリウム)を調味料として鈴木製薬所(後に味の素株式会社に改称)が商品化したのが始まりです。戦後になると、日本の食卓に広く浸透し、国民的調味料として定着しました。現在では世界130か国以上で販売され、「甘味・酸味・苦味・塩味」に次ぐ第5の味として「うま味(Umami)」を世界に広めた食品企業のパイオニアです。
「鯵の素」看板があるところ
昭和幻燈館
東京都青梅市住江町9
青梅駅より徒歩約6分

パロディ看板ってどんなもの?

「パロディ看板」とは、有名な商品や映画、企業ロゴやキャッチコピーなどをモチーフにユーモラスにアレンジした看板のことです。たとえば「猫」をテーマにしたパロディ看板であれば、商品広告をイメージして猫が描かれていたり、映画のポスターや看板をイメージして猫が描かれているなど、見た人が思わず笑ってしまうような遊び心がたくさん詰まっています。ねこ好きさんやパロディ好きさんの心をくすぐる、SNS映えするアート表現のひとつです。
レトロと猫の街 青梅

青梅市は、東京都の西部に位置し多摩川の清流と奥多摩の山並みに抱かれた自然豊かな街です。都心の喧騒から離れた四季折々の自然は、訪れる人たちをやさしく迎えてくれます。古き良き昭和の街並みと猫たちがもたらす癒しの空気が共存する「レトロと猫の街」として、猫好きさんとレトロ愛好家の間で人気の観光スポットになっています。青梅駅から徒歩圏にある旧青梅街道の中心市街地は、「西ノ猫町」と呼ばれ、猫をモチーフにした看板やオブジェなどのアート作品やカフェなど、猫をテーマにしたスポットが点在しています。「レトロ」と「猫」という懐かしさと癒しを求めて青梅を訪れてみませんか?

関連サイト
宅Q便(オンラインショップ)
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猫スポット(鎌倉Q工房レトロ館)