青梅の昭和幻燈館に展示されている有田ひろみさんのレトロなパロディ猫看板「味の素」ならぬ「鯵(アジ)の素」です。昭和の看板をパロディ化し、猫の大好きなお魚ベースの「鯵(アジ)の素」になっています。昭和幻灯館は、墨絵作家の有田ひろみさんとぬいぐるみ作家の有田ちゃぼさんの猫アートユニットによる常設ブースにもなっていて、他にも有田ひろみさんのレトロなパロディ商品看板がたくさん展示されています。
看板のあるところ: 青梅・昭和幻燈館


この看板のもととなった「味の素」は、日本を代表する調味料です。1908年に当時の東京帝国大学の池田菊苗博士が、昆布だしの中に含まれる「うま味」成分(グルタミン酸)を発見したのをきっかけに、その翌年の1909年に食品に応用しようと、化学的に抽出したうま味成分(グルタミン酸ナトリウム)を調味料として鈴木製薬所(後に味の素株式会社に改称)が商品化したのが始まりです。戦後になると、日本の食卓に広く浸透し、国民的調味料として定着しました。現在では世界130か国以上で販売され、「甘味・酸味・苦味・塩味」に次ぐ第5の味として「うま味(Umami)」を世界に広めた食品企業のパイオニアです。