青梅の雪守横丁にある「グリコ」ならぬ「ニャンコ」のパロディ看板です。”いっぴき300メートル。おいしくて強くな~る” キャラメルのようです。商品のトレードマークになっている「ゴールインマーク」はかわいい猫になっていて、おまけは猫のおもちゃ、キャラメルの絵柄もお魚の形になっています。雪守横丁には他にも猫のパロディ看板があります。



グリコの歴史

この看板のもとになったのは、1922年(大正11年)に発売され現在も人気商品となっている江崎グリコの代表商品「グリコ」です。キャラメル1粒で300メートル走れる栄養価(グリコーゲン配合)を謳い、当時としては画期的なものでした。昭和に入り、子ども向けの販売促進のため、グリコの箱に小さなおまけ(学べて遊べるミニ玩具)を付けるというアイデアが採用され、日本で最も古い「おまけつき菓子」のひとつとされています。大阪の道頓堀でも有名な「ゴールインマーク」も時代と共に少しづつキャラクターが変遷し現在のものになっています。パロディ看板では、かわいい猫になっていますね。
「ニャンコ」看板のあるところ
雪守横丁
東京都青梅市本町152と青梅市住江町60近辺の小道
青梅駅より徒歩約4分

パロディ看板ってどんなもの?

「パロディ看板」とは、有名な商品や映画、企業ロゴやキャッチコピーなどをモチーフにユーモラスにアレンジした看板のことです。たとえば「猫」をテーマにしたパロディ看板であれば、商品広告をイメージして猫が描かれていたり、映画のポスターや看板をイメージして猫が描かれているなど、見た人が思わず笑ってしまうような遊び心がたくさん詰まっています。ねこ好きさんやパロディ好きさんの心をくすぐる、SNS映えするアート表現のひとつです。
レトロと猫の街 青梅

青梅市は、東京都の西部に位置し多摩川の清流と奥多摩の山並みに抱かれた自然豊かな街です。都心の喧騒から離れた四季折々の自然は、訪れる人たちをやさしく迎えてくれます。古き良き昭和の街並みと猫たちがもたらす癒しの空気が共存する「レトロと猫の街」として、猫好きさんとレトロ愛好家の間で人気の観光スポットになっています。青梅駅から徒歩圏にある旧青梅街道の中心市街地は、「西ノ猫町」と呼ばれ、猫をモチーフにした看板やオブジェなどのアート作品やカフェなど、猫をテーマにしたスポットが点在しています。「レトロ」と「猫」という懐かしさと癒しを求めて青梅を訪れてみませんか?

関連サイト
猫スポット(青梅・西ノ猫町めぐり)
猫スポット(雪守横丁/にゃにゃまがり)