「男はつらいよ」猫のパロディ映画看板
青梅の昭和レトロ商品博物館の外壁に設置されている猫のパロディ映画看板「フーテンの寅(ドラ)/猫はつらいよ」です。青梅の街かどには、他にも「猫」をテーマにしたパロディ看板がたくさんあります。

映画「男はつらいよ」について

この看板のもととなっているのは、昭和45年(1970年)1月に公開された「男はつらいよ」シリーズ第3作「フーテンの寅」の映画看板です。『男はつらいよ』シリーズは、単なるコメディ映画にとどまらず、日本の庶民文化や家族の絆をテーマにした作品として多くの人々に愛されました。

この看板が設置されている「昭和レトロ商品博物館」は、東京都青梅市にあるユニークな博物館で、昭和時代に販売されていたレトロな家庭用品、食品、化粧品、玩具、文房具の実物のほか、それらのテレビCMや雑誌の広告ポスターも多数展示されており、当時の広告文化や流行が垣間見れる貴重な博物館になっています。
「フーテンの寅」看板のあるところ
昭和レトロ商品博物館(外壁)
東京都青梅市住江町65
JR青梅駅より徒歩約4分

パロディ看板ってどんなもの?

「パロディ看板」とは、有名な商品や映画、企業ロゴやキャッチコピーなどをモチーフにユーモラスにアレンジした看板のことです。たとえば「猫」をテーマにしたパロディ看板であれば、商品広告をイメージして猫が描かれていたり、映画のポスターや看板をイメージして猫が描かれているなど、見た人が思わず笑ってしまうような遊び心がたくさん詰まっています。ねこ好きさんやパロディ好きさんの心をくすぐる、SNS映えするアート表現のひとつです。
レトロと猫の街 青梅

青梅市は、東京都の西部に位置し多摩川の清流と奥多摩の山並みに抱かれた自然豊かな街です。都心の喧騒から離れた四季折々の自然は、訪れる人たちをやさしく迎えてくれます。古き良き昭和の街並みと猫たちがもたらす癒しの空気が共存する「レトロと猫の街」として、猫好きさんとレトロ愛好家の間で人気の観光スポットになっています。青梅駅から徒歩圏にある旧青梅街道の中心市街地は、「西ノ猫町」と呼ばれ、猫をモチーフにした看板やオブジェなどのアート作品やカフェなど、猫をテーマにしたスポットが点在しています。「レトロ」と「猫」という懐かしさと癒しを求めて青梅を訪れてみませんか?

関連サイト
猫スポット(青梅・西ノ猫町めぐり)
猫スポット(青梅・昭和レトロ商品博物館)