「ナショナル カラーテレビ」のパロディ猫看板
青梅の住吉神社前バス停の待合室の中にある有田ひろみさんのレトロなパロディ猫看板「ニャショナル カラーテレビ」です。バス停近くの昭和幻燈館(館内)にも同じ看板が展示されています。他にも青梅の街かどには、有田ひろみさんが描いた「猫」をモチーフとしたレトロなパロディ商品看板がたくさんあります。
ナショナルの歴史

このパロディ看板のもととなったのは、現パナソニックの前身である松下電器産業(ナショナル)のカラーテレビの広告看板で、当時は家電といえばナショナルでした。ナショナルのマークも懐かしい。1950年代に登場した”N”のマークをつけたキャラクターは、「ナショナル坊や」の愛称で親しまれ、このパロディ看板では猫になってます。ねこだからイニシャルのNで合ってますね。

そういえば昭和の時代は、家電メーカー各社にはお馴染みのCMソングがありましたね。ナショナルは、「明るいナショナル~」、東芝の「光る東芝~」、日立の「この木なんの木~」。それでは、ナショナルのCMイメージソング「明るいナショナル」の歌詞をどうぞ~。
♪明るいナショナル 明るいナショナル みんな 家中 電気で 動く
明るいナショナル 明るいナショナル ラジオ テレビ なんでもナショナル~♪
「ニャショナル カラーテレビ」看板のあるところ
青梅・住吉神社前バス停(待合室)
東京都青梅市住江町49-3
JR青梅駅から徒歩約5分

昭和幻燈館(館内)
東京都青梅市住江町9
青梅駅より徒歩約6分

パロディ看板ってどんなもの?

「パロディ看板」とは、有名な商品や映画、企業ロゴやキャッチコピーなどをモチーフにユーモラスにアレンジした看板のことです。たとえば「猫」をテーマにしたパロディ看板であれば、商品広告をイメージして猫が描かれていたり、映画のポスターや看板をイメージして猫が描かれているなど、見た人が思わず笑ってしまうような遊び心がたくさん詰まっています。ねこ好きさんやパロディ好きさんの心をくすぐる、SNS映えするアート表現のひとつです。
レトロと猫の街 青梅

青梅市は、東京都の西部に位置し多摩川の清流と奥多摩の山並みに抱かれた自然豊かな街です。都心の喧騒から離れた四季折々の自然は、訪れる人たちをやさしく迎えてくれます。古き良き昭和の街並みと猫たちがもたらす癒しの空気が共存する「レトロと猫の街」として、猫好きさんとレトロ愛好家の間で人気の観光スポットになっています。青梅駅から徒歩圏にある旧青梅街道の中心市街地は、「西ノ猫町」と呼ばれ、猫をモチーフにした看板やオブジェなどのアート作品やカフェなど、猫をテーマにしたスポットが点在しています。「レトロ」と「猫」という懐かしさと癒しを求めて青梅を訪れてみませんか?

関連サイト
宅Q便(オンラインショップ)
猫スポット(青梅・西ノ猫町めぐり)
猫スポット(青梅・昭和幻燈館)
猫スポット(鎌倉Q工房レトロ館)