「だるまゴム草履」のパロディ猫看板
青梅の昭和幻燈館に展示されている有田ひろみさんのレトロなパロディ猫看板「だるま猫ゴム草履」です。だるまの顔がかわいい猫になっています。昭和幻灯館は、墨絵作家の有田ひろみさんとぬいぐるみ作家の有田ちゃぼさんの猫アートユニットによる常設ブースにもなっていて、他にも有田ひろみさんのレトロなパロディ商品看板がたくさん展示されています。
ゴム草履の歴史

この看板のもととなっているのは、大正9年創業の兵庫県姫路市にあった、ダルマゴム草履の製造メーカーの溝口護謨工業所(昭和48年廃業)の看板ではないかと思われます。ちなみに昭和時代の「ゴム草履」とは、底や全体がゴム製でできた鼻緒付きの草履で、現在あるスリッパやサンダルのようなものとは違って、親指と人差し指の間に鼻緒を挟む下駄や草履に似ていてる履物でした。安価で雨などにも強く丈夫だったため広く庶民の間で普及していました。
「だるま猫ゴム草履」看板のあるところ
昭和幻燈館
東京都青梅市住江町9
青梅駅より徒歩約6分

パロディ看板ってどんなもの?

「パロディ看板」とは、有名な商品や映画、企業ロゴやキャッチコピーなどをモチーフにユーモラスにアレンジした看板のことです。たとえば「猫」をテーマにしたパロディ看板であれば、商品広告をイメージして猫が描かれていたり、映画のポスターや看板をイメージして猫が描かれているなど、見た人が思わず笑ってしまうような遊び心がたくさん詰まっています。ねこ好きさんやパロディ好きさんの心をくすぐる、SNS映えするアート表現のひとつです。
レトロと猫の街 青梅

青梅市は、東京都の西部に位置し多摩川の清流と奥多摩の山並みに抱かれた自然豊かな街です。都心の喧騒から離れた四季折々の自然は、訪れる人たちをやさしく迎えてくれます。古き良き昭和の街並みと猫たちがもたらす癒しの空気が共存する「レトロと猫の街」として、猫好きさんとレトロ愛好家の間で人気の観光スポットになっています。青梅駅から徒歩圏にある旧青梅街道の中心市街地は、「西ノ猫町」と呼ばれ、猫をモチーフにした看板やオブジェなどのアート作品やカフェなど、猫をテーマにしたスポットが点在しています。「レトロ」と「猫」という懐かしさと癒しを求めて青梅を訪れてみませんか?

関連サイト
宅Q便(オンラインショップ)
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猫スポット(青梅・西ノ猫町めぐり)
猫スポット(鎌倉Q工房レトロ館)