青梅の昭和幻燈館に展示されている有田ひろみさんのレトロなパロディ猫看板「だるま猫ゴム草履」です。だるまの顔がかわいい猫になっています。昭和幻灯館は、墨絵作家の有田ひろみさんとぬいぐるみ作家の有田ちゃぼさんの猫アートユニットによる常設ブースにもなっていて、他にも有田ひろみさんのレトロなパロディ商品看板がたくさん展示されています。
看板のあるところ: 青梅・昭和幻燈館


この看板のもととなっているのは、大正9年創業の兵庫県姫路市にあった、ダルマゴム草履の製造メーカーの溝口護謨工業所(昭和48年廃業)の看板ではないかと思われます。ちなみに昭和時代の「ゴム草履」とは、底や全体がゴム製でできた鼻緒付きの草履で、現在あるスリッパやサンダルのようなものとは違って、親指と人差し指の間に鼻緒を挟む下駄や草履に似ていてる履物でした。安価で雨などにも強く丈夫だったため広く庶民の間で普及していました。