青梅の昭和幻燈館に展示されている有田ひろみさんのレトロな猫のパロディ商品看板「太猫ゴム靴」です。長靴の中にかわいい猫が入って顔を出しています。昭和幻灯館は、墨絵作家の有田ひろみさんとぬいぐるみ作家の有田ちゃぼさんの猫アートユニットによる常設ブースにもなっていて、他にも有田ひろみさんのレトロなパロディ商品看板がたくさん展示されています。
看板のあるところ: 青梅・昭和幻燈館


この「ゴム靴」と呼ばれていた靴についてですが、まだ、革靴や草履などが主流だった昭和初期から中期にかけて使われていた、防水性に優れた天然ゴムや合成ゴムを素材とした履物のことで、雨天時や農業や漁業などの水場での作業や建設現場などで広く用いられていました。防水性とともに耐久性や滑りにくさも大きな特徴でした。現在でいう一般的な長靴ですが、当時は筒丈の長さや形状もさまざまで、それぞれの用途に応じて選ばれていました。