カフェ「夏への扉」の大きな黒猫の店舗看板
レトロでノスタルジックな青梅のカフェ「夏への扉」の店舗壁面にある大きな黒猫のオブジェ看板です。青梅の街では、他にもたくさんの猫をモチーフとしたオブジェや看板を見ることができます。
カフェ「夏への扉」について

「夏への扉」は、東京の青梅市にあるレトロな雰囲気のカフェで、昭和初期に建てられた元医院を改装して1989年に開業しました。店名は、SF小説「夏への扉」に由来していて、店内には主人公の愛猫ピートをモチーフにした猫の置物や看板が飾られています。JR青梅駅から徒歩約4分の場所に位置し、窓からは青梅線の電車が走る様子を眺めることができます。おすすめのメニューは、2日間かけて煮込んだ自家製の野菜カレーやチキンカレーで、店内は落ち着いた空間で、ジャズが流れる中、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
オリジナル小説「夏への扉」とリメイク版映画「夏への扉」について

1956年に発表された「夏への扉」は、ロバート・A・ハインラインのSF小説です。物語は、エンジニアで発明家のダニエル・ブーン・デイヴィスが、ビジネスパートナーと婚約者に裏切られ、冷凍睡眠によって未来へ送られるというタイムトラベルを描いています。彼の唯一の友人である猫のピートは、物語全体を通じて重要な役割を果たし、ダニエルの心の支えとなります。タイトルの「夏への扉」は、ハインラインの妻が、雪の日に外に出たがらない猫を見て「彼は夏への扉を探しているのね」と言ったことに由来しています。

2021年には、日本映画「夏への扉ーキミのいる未来へー」が公開されました。ハインラインの小説を原作とし、舞台を1995年と2025年の日本に置き換えたリメイク作品です。主人公の高倉宗一郎(演:山﨑賢人)は、ロボット工学の天才であり、ビジネスパートナーと婚約者に裏切られた後、冷凍睡眠によって未来へ送られます。彼の愛猫ピートは、物語の中で重要な存在として描かれ物語の象徴的な存在として登場しています。
看板のあるところ
カフェ「夏の扉」
東京都青梅市住江町16
JR青梅駅から徒歩約4分
レトロと猫の街 青梅

青梅市は、東京都の西部に位置し多摩川の清流と奥多摩の山並みに抱かれた自然豊かな街です。都心の喧騒から離れた四季折々の自然は、訪れる人たちをやさしく迎えてくれます。古き良き昭和の街並みと猫たちがもたらす癒しの空気が共存する「レトロと猫の街」として、猫好きさんとレトロ愛好家の間で人気の観光スポットになっています。青梅駅から徒歩圏にある旧青梅街道の中心市街地は、「西ノ猫町」と呼ばれ、猫をモチーフにした看板やオブジェなどのアート作品やカフェなど、猫をテーマにしたスポットが点在しています。「レトロ」と「猫」という懐かしさと癒しを求めて青梅を訪れてみませんか?

関連情報
カフェ「夏への扉」
映画「夏への扉」オフィシャルサイト
猫スポット(青梅・西ノ猫町めぐり)